私がこれまでビジネススキルの一つとして学んだものに速読があります。
文字通り速く読むということで、読書のスピードを上げるためだったりだとか、より多くの情報を受け取ることによってインプットの量を増やすことが主な目的とされています。
果たして実際に効果があったのかというのも気になるところだと思うのですが、実践した内容をふまえながら速読の効果や鍛え方、訓練法といったものについてお伝えしていきたいと思います。
目次
速読で脳を活性化する効果は?
そもそもなぜ私が速読を始めようと思ったかについてですが、会社員として働いていた頃毎日多くの書類を読んだりパソコンの画面から情報を得ながら色々な仕事を覚えていかなければならなかったからです。
元々物事を理解するのに時間がかかるため、読むスピードまで遅いと致命的なためせめて読むスピードを上げて理解するための時間にあてようというのもきっかけの一つでした。
ということで、実際に速読の本を書店やネットなどで探してみたのですが意外にけっこう多く出版されていて逆にどれを選んだらいいのか悩むぐらい。
また、著者によって方法が微妙に違っていたりするので色々悩んだ末に選んだのが「プチ速読」というタイトルの本です。
いかにもシンプルそうなタイトルとネットで少し中身が見れて内容もシンプルでわかりやすそうな感じだったので買うことに決めました。
実はこの著者の池江俊博さんはリオ五輪にも出場した注目の水泳選手・池江璃花子さんの父親ではないかと言われています。
実際に池江俊博さんのFacebookには娘が小さい頃に水泳大会でメダルを獲ったという写真が掲載されており、顔の一部は隠れているのですが璃花子さんとそっくりなんですね。
璃花子さんがオリンピックなどで活躍してから家族のことも話題になりましたがまさか自分が選んだ本の著者がそんな方だったとは驚きでした。
ちなみに俊博さんは右脳教育の第一人者として有名な七田眞さんの教育理論を広めるために教室を開いたりして幼児教育の分野にも携わっておられれるとか。
さて、速読の効果というのが本当に脳を活性化する効果があるのかどうかということですが私の実感としては確かにあると思います。
本の内容に沿ってトレーニングしながら記録してみると4回目には最初に読めた文字数の5倍以上の文字数が読めるようになりました。
もちろん、同じ文章だと慣れという部分もありますが違う文章を読む際もずいぶんと楽にすらすら読めるようになったからです。
ストレスなく読めているという点で明らかに脳の動きが速くなっているのが感じ取れました。
速読で脳を活性化する鍛え方や訓練法・精読の併用も
さて、そのように脳を活性化する働きのある速読ですが、どのように鍛えていくか訓練法についてですよね。
全てをここで説明することはできないのですが、一つだけその要素を簡単に説明しておくと文章の文字を一つ一つ読んでいくのではなくニ~三行をかたまりとしてとらえ広い視点で見ていくことです。
私たちは文字を見る際、どうしても集中して文字を見つめてしまうのですが速読では本のページの全体を眺めるようなイメージでとらえることが訓練のコツとなります。
大きなかたまりでとらえて何となくでいいので全体を把握するということですね。
このあたりについては本の中にもあるのですが、おこなう前に目のストレッチも取り入れるによって周辺視野と呼ばれる自分が読んでいると認識していない部分の認識機能をアップさせることができます。
そのように周辺視野の認識機能をアップさせながら読むと一目で認識できる量が増加し、速読が可能になるというわけです。
速読の鍛え方では本のページを高速でめくりながら読んでいくというトレーニングがあるのですが最初から最後のページまでまずは全てに目を通していきます。
そして、速読では速く読むことも大事ですが本を読んで何かをインプットするということができないと意味がありませんのでじっくりと読むということも大切ですね。
私の場合は、内容をより定着させたい際、早くめくりながらも気になったところはスピードを落として丁寧に読むという精読の要素も取り入れまます。
また、専門用語が多く出てくるような本の場合は言葉の意味がわからないと頭の中に入りづらいので先に用語説明の箇所などを読んでおいてから始めるといいですね。
なので、速読を実際に体験してみて思ったことですが速読の目的とは自分で速さを調節しながら読む能力をつけるところにあるような気がします。
読む速さを調整することができるようになると時間がない時はスピードを速くしてまず全て読み切り、また時間のある時にじっくり読み返すということもできますよね。
ぜひ速読が難しいものではなくて読み方をコントロールできる便利な読み方なんだというふうにとらえていただければと思います。
興味のある方はプチ速読からお試しください。
ということで、今回はインプットに役立つ速読の効果や訓練法についてご紹介しました。
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