ネットビジネスに限らず様々な仕事でも文章を書く能力というのは必要ですが、今回はネットビジネスという枠をこえて色々な場面で使えるライティングのエッセンスについてお伝えしていきたいと思います。
多くの人が文章を書く際に悩むこととしてどのように書いていけばわからないといったことや悩みすぎて一向に書けないといったことが挙げられます。
そうした書くうえでの障壁となるライティングブロックの取り除き方についても見ていきましょう。
目次
文章の組み立て方は結論から!落とし所を設定しよう
文章を書くにあたって文章の組み立て方というのももちろん大事なのですが、最初に決めてしまうのはその文章で最終的に何が言いたいのか、どういう形に持っていきたいのかという落とし所を決めることです。
お笑いで言うならいわゆるオチというやつですね。
ただ、お笑い芸人でないので笑わせたりする必要はありません。
あくまで最後の着地点という意味です。
実際にこの文章を書いた際も私は最初の見出しから順番に書いていったわけではなく序文は普通に書きましたが、その後は締めの言葉のあたりから書き始め、最後の見出し、その前の見出しといった感じでどちらかというと終わりの方からどんどん戻っていくようなイメージです。
文章の中には実はまとめの部分は二つあってそれが最初に出てくる序文、いわゆるツカミの部分とオチとなる最後のまとめの分にあたります。
序文でこれからどういったことを書いていくのかということを示し、最後にもう一度まとめのところで序文で示した事項についてまとめてみたことを示す感じですね。
そして、見出しの内容に沿って本文を書いている時は見出しの1番めと2番めがあるとすれば2番めの方からといったことを先ほど書きましたが、その後は見出し2と見出し1を行ったり来たりしているイメージです。
どちらかの見出しを書いていてピンときたものがあり、それがもう一方の見出しの内容と何か繋げられそうなものであればそれをもう一方の見出しの本文に書いていきます。
そして、大事なことですが感情のままにまずは狂ったようにダダっと勢いで書いてみることですね。
多くの人がなぜ文章を書き始めようと思っても進まないかというと、最初からきれいにまとまった形で書こうとしているからです。
これがいわゆるライティングブロックというやつで書こうとする意思はあるんだけれどいざ書こうとすると手が止まってしまい結局書けないままあきらめてしまうという状態。
もちろん、最初からまとまった形で書けるに越したことはありませんし慣れてきたら感覚的にそういったこともできる場合があります。
しかし、まだそうした感覚も身についていない間はとにかく体裁を気にせず自由に書いていくというのが重要になるわけです。
そのように、そこから発想の輪をどんどん広げるような形で思いついたことを書き加えていきます。
実際に私がこのサイトで自身のプロフィールを書いた時の書き方というのがまさにこれでした。
イメージとしては自分が書いているというより自分の中にあるコンピュータが勝手に起動しだし指がいつの間にか動いているといった感じですね。
話すように自分の体内からわきあがる言葉をそのまま書き連ねていくという感じでしょうか。
この時はあまり前後の文章のつながりなどは気にしなくてかまいません。
接続詞や文末などは後で推敲する際に整えることが充分可能なのでこの段階ではとにかく書きまくることに意識を向けていただけたらと思います。
そして、だらだらと書くのを防ぐためにWEBタイマーなどを設定して時間制限のある状態で書くこともお忘れなく。
タイマーの活用についてはこちらをどうぞ!
⇒作業がはかどるポモドーロのすすめ!集中力を高めるためにタイマーを活用しよう
このように一種の緊張状態や自動的に集中する状態へおくことによって本当に指がマシーンのごとく動き出していく感覚がつかめたら正解です。
あとから読み返してみるといつの間にかものすごい文字数になっている時もあります。
これには書く前にある程度の集中的なインプットも必要です。
実際に何から書き始めようと悩んでいると全く何も出てこないという場合がありますが、これはインプットを意識していても実際に深く頭の中に定着していなかったりインプットの量が足りない場合、あるいはインプットしてから長い時間が経ち思い出せないといったことが考えられます。
なので、ある程度インプットできたなと思ったらそのままの勢いで書いてしまうか学んだ後に誰かに伝えたいという気持ちが冷めないうちに書き始めるのがおすすめです。
最近よく思うのですが、色々なサイトの記事を見ているとTwitterやFacebookなどSNSのボタンが設置してありますよね。
あれはその記事を読んでよかったと思ったらボタンを押して拡散するといった仕組みになっているのですがそれと同じで何かを学んでインプットしたら これを拡散しようというような感じで書き始めるといいです。
そうやって記事を書けば今度はあなたの記事が拡散される可能性があるのですから心の中にある拡散ボタンをぜひ押して一歩を踏み出していきましょう。
文章の組み立て方と見出しキーワードの重要性
先ほどは文書の組み立ては結論からということで最初に落とし所を見つけ、体裁にとらわれずに書くことをお伝えしました。
では次に文章を構成する見出しや組み立て方といったまとめ方の部分について見ていきます。
書きながらある程度自分の中にあるものを書ききったなと思ったら、そこからは全体を見ながら文章のつながりや構成を組み立てていく段階になります。
基本的な組み立ては見出しによってできていると思いますが、書いているうちに自然と重要なキーワードや気づきが出てくる場合もあるのでそうしたものがあれば可能な範囲で見出しに取り込んでいくといいですね。
見出しにはその本文の内容を端的にまとめたキーワードを入れます。
キーワードに沿ってどんなことを書いているのかというのをわかりやすくするためですね。
ネットビジネスの文章では本文というのはある意味キーワードの集合体と言うこともできるのでキーワードを適時盛り込みあなたの記事が検索されやすくします。
また、見出しはタイトルに入り切らなかったキーワードを挿入できる場所でもあります。
見出しの重要性はこちらでも解説!
⇒見出し(ヘッドライン)で文章にメリハリを!読まれる・読まれないの違いは?
何かを検索した際、実際に下の画面の赤枠で囲った部分のような形で見出しの内容が他の文字より色濃く画面上に表示されているのを見たことがないでしょうか?
これは毎回必ずというわけではないのですが、Googleの検索ロボットによって見出しに使われているキーワードがピックアップされ画面上にハイパーリンクで表示する機能です。
ここから記事にもリンクしているのでその部分を押した人があなたの記事を読むことにつながる可能性が増えるというわけですね。
再び本文の組み立ての方に戻りますが、文章のかたまりとして前後の関係がおかしくないかや読んでいてスムーズに頭に入ってくるよう書かれているかを見ていきます。
前段階の時点では感情のおもむくまま書きなぐるといったことをポイントにおいていたので雑な部分もあると思いますが、それを一つ一つ解きほぐしていくようなイメージです。
そうやって大きなかたまりの文章の内容チェック→前後の接続詞や末尾の言葉の使い方
といった形で細かい部分のチェックへ進んでいきます。
以前ライティングの基礎的な部分を解説した記事では語尾が何回も同じような形、たとえば「ます」で終わる文章が続けて3回を超えるといったようなことですが、
前後の文章の関係から修正できないかやさらに文章をつけ加えたりあるいは消した方がすっきりする部分があれば整えていきます。
そして一通り整えることができたら最後の時点で誤字脱字のチェックといった部分に入ります。
もちろん書きながら気をつけることも大切ですが、最後にまとめてチェックすることで念押しの意味とより広い視点で全体を見渡すことができるので間違いに気づきやすくなります。
結論からさかのぼる、大きいかたまりから細かい部分へといった感じで整えていき、最後に総チェックというイメージですね。
以上が私の実践している文章の書き方です。
ということで、今回は様々な場面で使える文章の書き方ということで、文章の組み立て方や結論を最初に設定してしまうといったポイントについてお伝えしました。
ぜひあなたのライティングライフに役立てていただければと思います。
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