27時間テレビの視聴率が久しぶりに上ったということで話題になっていますね。
今年は総合司会にビートたけしさんが起用されたということでそれも大きな要因と見られているようですが、見ていて感じたのが若手芸人以上に体を張る芸風。
そこには「世界の北野」と呼ばれるたけしさんとはおおよそかけ離れた姿が映し出されていたのですが、今回はそんな二つの面をもったビートたけしさんから考察していみたいと思います。
目次
ビートたけしが27時間テレビで体を張る理由!
今回の27時間テレビはこれまでの生放送から収録の放送に切り替え、それまで笑いを中心にしてきた内容を「日本の歴史」という少し堅めなテーマへと変えた形で放送されました。
放送前はいかにもコケそうという見方が多かったようですが、実際に放送されると生放送にありがちなグダグダ感が取り払われ内容についても歴史をテーマとしながらも笑いをうまく取り入れていたとして視聴率もこれまでよりかなりアップしました。
27時間テレビはその名のとおり、元々24時間テレビのパロディとして始まった番組なのですが今年は24時間テレビがマラソンランナー当日発表の件などで期待はずれな感じがあったことも含めうまい具合に復活の兆しを見せつけたと言えるかもしれません。
私も二つの番組を全部ではありませんが所々見た限り、視聴率自体では24時間テレビの圧勝でしたが新たな試みとして成功した点でいうとやはり27時間テレビの方かなという気がします。
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さて、そんな27時間テレビの総合司会を務めたビートたけしさんですが、たけしさんと言えばこの番組で火薬田ドンというキャラに扮して毎回最後に自爆するというオチで体を張った芸を見せるのがお決まりなのですが、「今年こそ引退」という設定でありながら結局来年も続けるようなオチで締めくくられていました。
また、翌日の企画で関ジャニ∞の村上信五さんに放水するシーンでは突如暴走し村上さん以外の関ジャニメンバーや一緒に出演していた女優の剛力彩芽さんにも放水する始末。
今年も登場
最後にはたけしさん自身が関ジャニのメンバーから放水されるという展開で純粋に70歳を超えてもこれだけ体を張れるのはすごいなと感じました。
若手芸人でもなかなかここまでできる人もいないと思わせるほどの爆発ぶりなのですが、2015年にたけしさんがインタビューで語った内容によるとこれほどまで体を張る理由というのは
「終わった後の笑いができた時の快感のため」だそうです。
いかにもたけしさんらしいコメントですが、それだけたけしさんが心からお笑いが好きなんだなというのがとても感じられますね。
ビートたけしの二面性に学ぶ!天才と狂気が仕事を作る
そのようにビートたけしさんのお笑いに対する情熱は今でも非常に高いことが感じられるのですが、一方で映画監督としての一面や多くの本を出したり、番組の中では非常に知識が豊富でしっかりとした考えを持っている方ということでも知られています。
特に映画監督として今では「世界の北野」と呼ばれるほどですが、たけしさんには知性的で天才肌な一面と狂気とも言えるような情熱が同居していてそれがさらなる魅力となって若い頃と変わらず今も多くの仕事のオファーが来る理由であり、お笑いであれ映画であれ自身の中から新たな文化を作り出されているように思います。
天才と狂気と言えば、元ビートルズのジョン・レノンの曲を聴いていてふと思ったのですが、「イマジン」などの穏やかな曲で「愛と平和」のイメージが強いジョンですが、一方でビートルズ時代からロック色の強いシャウトやソロになってからも「コールドターキー」などで見せる狂気的なジョンもまたそうした二面性があってどこかたけしさんと共通するものを感じました。
同じくたけしさんが自身で作詞作曲し歌われている名曲「浅草キッド」での歌い方はまさにロックです。
ジョン・レノン「コールドターキー」
ビートたけし「浅草キッド」
二人共無理に作っている感じではなく、自然にそうした二つの面を持ちながらバランスのとれた形で一つの人格として融合しているのがすごいですね。
天才と狂気は紙一重と言ったりもしますが、そうした相反するエネルギーがさらに大きなエネルギーを生み出していくのかもしれません。
これからもお笑い界の大御所でありながら知的な文化人として現役で走り続けるビートたけしさんの活躍に注目したいと思います。
ということで、今回はビートたけしさんが27時間テレビで体を張る理由やその二面性について考察してみました。
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