私の好きな映画にギリシャ神話の英雄ペルセウスがタイタン(巨人)を倒す「タイタンの戦い」
「タイタンの逆襲」といった「タイタン」シリーズがあります。
ペルセウスが主人公となり、巨人や数々の巨大な怪物と戦いながら神と人間の間に生まれた自身の宿命について目覚めていくといったストーリー(物語)です。
実際に映画を見た方もおられるもしれませんが、タイタンシリーズを題材にストーリーを作る際のモデルとなる「神話の法則」がどのように盛り込まれているのかを解説していきたいと思います。
また、小さな人間が巨大な怪物や巨人を倒すというのは弱者が強者を倒すという、私たちが非常に痛快に感じる要素も込められているのですがネットビジネスにおける構図に共通する部分もあるので取り上げてみたいと思います。
目次
ストーリーライティングは神話の法則で!映画タイタンの逆襲で分析
ライティングの力を身につけるために色々な本を読みましょうということで以前に書いたことがありますがその一つとなるのがギリシャ神話です。
ギリシャ神話に登場する神々というのは実に人間的で全知全能の神、ゼウスは神々の頂点に立つ存在でありながら数々の女性と浮気するのですが、そこから神に勝るとも劣らない英雄が誕生したりとキャラクターの多彩さだったり、物語の展開は大人でもわくわくさせられるものがあります。
私が好きなタイタンシリーズの第二弾「タイタンの逆襲」にはペルセウスの父親である全能の神ゼウスのさらに父親である大巨人クロノスが登場します。
ぱっと見実写版映画「進撃の巨人」に出てくる大巨人そっくりなんですが、これもいわゆるオマージュの一つなのかもしれません。
タイタンの逆襲のクロノス(上)と進撃の巨人に登場する大巨人(下)
また、今回取り上げたタイタンシリーズのうち「タイタンの逆襲」ではアメリカ人研究者ジョゼフ・キャンベルが提唱した「ヒーローズジャーニー」と呼ばれる物語の枠組みに沿って見事に描かれています。
そして、このヒーローズジャーニーはストーリー開発コンサルタントとして有名なクリストファー・ボグラー氏によって「神話の法則」という本で体系化されています。
ヒーローズジャーニーは
1:日常世界
2:冒険への誘い
3:冒険の拒否
4:賢者との出会い
5:出口の通過
6:試練、仲間、敵
7:最も危険な場所への接近
8:最大の試練(中間地点、死、再生)
9:報酬
10:帰路
11:復活(クライマックス)
12:宝を持っての帰還(大団円)
という流れになっているのですが「タイタンの逆襲」では最初、前作「タイタンの戦い」でのラスボス・クラーケンを倒した後、平和に暮らしていたペルセウス親子の生活がヒーローズジャーニーでは1にあたる日常世界として描かれています。
そして、クロノスが復活しそうなので共に戦ってほしいと父であるゼウスが告げにくるのですが、ペルセウスはこれを断り人間として普通に暮らしたいとゼウスに伝えます。
これが2の冒険の誘いと3の冒険の拒否にあたります。
その後、ペルセウスは亡くなる前の海の神・ポセイドンから彼の息子アゲノールに協力してもらうよう告げられるのですが、アゲノールと会う場面は4の賢者との出会いと言えるでしょう。
そして、アゲノールの力によって鍛冶の神へスパイトスを探しに行く旅へと出発することになるのですが、ここがいわゆる冒険に入っていく導入部分で5の出口の通過にあたります。
へスパイトスのいるエリアに入ると一つ目巨人のサイクロプスが襲い掛かってくるのですが、ここはアゲノールらと共に敵と戦う6の試練、仲間、敵という部分にあたります。
また、へスパイトスもこの後一緒に旅へと出かけるので「仲間」という部分に当てはまりそうですね。
それからゼウスが兄ハデスの裏切りによって捕らわれた地下の牢獄タルタロスに向かう場面は、7の最も危険な場所への接近、牛人ミノタウロスの魔術に苦しめられながらも勝利する場面は8の最大の試練(中間地点、死、再生)にあたります。
そして、地下世界でハデスに捕らわれていたゼウスを助けるという目的(9の報酬)を果たしたペルセウスはゼウスらと共に地上の世界へ戻ります。(10の帰路)
さらに地上ではタルタロスに封じ込められていた大巨人クロノスが文字通り復活し映画もクライマックスの場面を迎えます。(11の復活・クライマックス)
最後には、ゼウスと仲直りしたハデスの決死の協力もあり、ペルセウスは三種の神器を合体させた武器でクロノスを倒し大団円となります。(12:宝を持っての帰還(大団円))
ハリウッド映画には特に「神話の法則」にもとづいたストーリーライティングがされていると言いますが、最初映画を見た時には気づかなかったことをこうやって振り返りながら分析していくと大変面白いですね。
もし、これまで見た映画、あるいはこれから見ようとする映画などがあればぜひこうした視点で見てみると勉強になると思います。
最小限の力で巨人を倒そう!個人の力で輝く時代に
このタイタンシリーズは最初に書いたように弱者が強者を倒すという、私たちが非常に痛快に感じる要素も込められているのですが、日本人は特に欧米人などに比べ小柄なので、何かと小さなものが大きなものを倒すという物語が好きな傾向にあります。
進撃の巨人もそうですが、昔話の「一寸法師」なんかもそうですね。
相撲でも小柄な力士が大きな力士を倒すと大きく取り上げられたりします。
小柄な体で活躍した元舞の海関なんかはその典型ですね。
日本人が好む物語の傾向にも
ネットビジネスで言えば、一個人が大企業と同じかそれ以上の収益をあげたり、短時間で作ったものが継続して大きな成果を出し続けたりと人員や労力を最小限にして大きな結果を残すという部分にあてはまるように思います。
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個人だからこそできることやメリットってこれからさらに注目されると思いますし、これからはだんだんと組織にとらわれすに個人の持つ力が輝く時代が来ることでしょう。
ということで、今回は神話の法則からライティングについて学ぼうというお話でした。
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