けものフレンズという作品をご存知でしょうか?
動物を擬人化したかわいい女の子のキャラクターがたくさん登場するアニメで子供から大人まで幅広い層に人気となっています。
私もそれほど詳しくなかったのですが、大人も子供もはまるということで社会現象にもなっていて、最近は作品の権利関係に絡み監督の降板騒動があったりと現実の世界においても話題になっている作品です。
最初単なるアニメの作品なのかなと思ったら色々な名言があったりとけっこう奥が深いようで今回はそうした名言などを通して流行の理由や人気の秘密を考察してみたいと思います。
目次
けものフレンズの名言が大人向けで深い!
けものフレンズは元々深夜帯の時間で放送されていた作品でアニメ以外にもゲーム化されたり、アイドルグループで実写化したりといわゆるメディアミックスと呼ばれるもので様々な方面へ展開されています。
最近だとタモリさん司会の音楽番組ミュージックステーションで実写版のアイドルグループとして出演したどうぶつビスケッツ×PPP(ペパプ)を見て初めて知った方も多いのではないでしょうか。
どうぶつビスケッツ×PPP
このように様々な形で社会現象を起こしているのですが、けものフレンズの魅力というのはかわいいキャラクターデザインはもちろん、その世界観だったり話の中のセリフであったりします。
ストーリーはサファリパーク型動物園「ジャパリパーク」という世界に迷い込んだ主人公かばんちゃんが自分自身の正体や仲間がいる場所を知るためにジャバリパークの住人たちと冒険しながら旅をするというもの。
そんな旅の中でもたびたび登場する「~のフレンズなんだね」というセリフが特徴的なのですが、相手が自分と違った種類に属していても「~なんだね」と温かく受け入れる様子だったり、
※~の部分には動物の名前が入る
そこには他者を尊重すると共に相手の存在を通して自分自身の存在を認識する部分があるようにも見えます。
また、「わ~い」「すご~い」といった何気ない無邪気な言葉にはひたすらポジティブな気分にさせてくれる部分があり、否定的な言葉を使わないという点もこの作品の特徴です。
「成功したいなら否定的な言葉を使わないように」といったことをあなたも聞かれたことがあるかもしれませんが、フレンズたちはこの教えを見事に実践しています。
さらに「ジャバリパークの掟は、自分の力で生きること。自分の身は、自分で守るんですのよ。」
といったセリフにあるとおりフレンズたちは単に無邪気で脳天気なわけではなく、他者に頼らず自分の力で生きることの大切さをさらっと示していてそのあたりにもこの作品の深さを感じますね。
アニメについては元々深夜の時間帯に放送されていたのが始まりということで、明らかに対象は大人なわけですが、キャラクターのかわいさがそれを絶妙にカモフラージュしていて子供にも親しみやすい作品ですし道徳的アニメとして教育の要素があるのも特徴と言えるでしょう。
けものフレンズ流行の理由は優しさと癒やし?
そのように色々と深い部分が見られるけものフレンズですが根底にある要素というのは誰も傷つけない優しさと癒やしにあるように思います。
主題歌の中に出てくる「けものはいても、のけものはいない」という歌詞は「~のフレンズなんだね」という名言と同じようにどんな相手でも受け入れる懐の広い優しさがあり、そんな所に癒やしを感じ共感できるのが流行の理由だと感じますね。
主題歌「ようこそジャパリパークへ」
また、かばんちゃんが「ヒト(人間)のフレンズ」であるということは視聴者からすれば誰が見てもすぐにわかるようなことなのですが、それを物語の軸にしているというのは人間特有の行動である「自分探し」という面を意味しているのかもしれません。
アニメの内容とは逆に現実の世界では誰かが傷ついたり、相手を尊重することより自分の権利を優先しがちな部分がありますが、皮肉にも今回権利関係が原因と言われている監督の降板騒動はそのように何だか残念な気がしますね。
ということで、今回はけものフレンズに出てくる名言などを通して作品の奥深さや流行の理由について考察してみました。
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