牛乳石鹸ウェブCM炎上洗い流その意図は?ネット社会におけるPRの多様化

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牛乳石鹸炎上

「牛乳石鹸」がホームページ上で出したウェブCMの内容が色々と物議をかもし炎上状態となっています。

「さ、洗い流そ」というフレーズが色々な意味で何とも印象に残る内容となっているのですがどのような意図で作られたのでしょうか?

また、最近増えているウェブCMの多様化についても触れてみたいと思います。

牛乳石鹸ウェブCM炎上洗い流その意図は?

今回炎上のきっかけとなったウェブCMがどんなものか私も実際に見てみました。

内容は俳優の新井浩文さん演じる父親が朝出勤する際ゴミ出しのゴミを両手に持ち、奥さんから息子の誕生日ケーキを買うように頼まれるシーンから始まります。

そして、ゴミを出し仕事に出かける父親は昔自分が育った頃の頑固で亭主関白な父親を思い浮かべながら、現実の自分の状態に疑問を感じるような心情を心の声としてつぶやきます。

 

また、会社では後輩が仕事のミスで落ち込んでいるのを見て帰りに飲みに誘うのですが、奥さんから息子の誕生日だから帰ってきてほしいと連絡が来てもかまわず後輩の心配もよそに飲み続け…

そして、帰宅すると奥さんから飲みに行って帰ってこなかったことをとがめられ特に悪びれた様子もなく入浴へ。

湯船に浸かりながら再び父親像とは何かを問いかけながら、でも何事もなかったように今度は帰ってこなかったことを奥さんに謝罪。

そして、最後に「さ、洗い流そ」のフレーズが。

 

これについて、牛乳石鹸の何を伝えたいのかがわからないといった意見やいわゆるイクメンといったように理想的な父親像が描かれがちな現代においては父親が単に時代錯誤といったように批判的な意見が出ています。

また、このCMの意図が不明なので炎上商法では?といった意見や独自の解釈など様々な声があがっている状態です。

私も実際に見てみたのですが、確かに牛乳石鹸自体をPRするというよりCM全体のイメージを通して印象に残したいんだろうなという感じがします。

 

牛乳石鹸はこのウェブCMの動画説明欄に

昔気質で頑固な父親に育てられ、
反面教師にすることで今の幸せを手にした彼。
「家族思いの優しいパパ」。
でも、このままでいいのだろうか。ふとそんな疑問を抱く。
それでも、お風呂に入り、リセットし、自分を肯定して、
また明日へ向かっていく。
がんばるお父さんたちを応援するムービーです。

 

と書かれており、自分が育った頃との違いに悩むお父さんを応援したいといったメッセージのようですが、何となく言いたいことはわかるように思います。

昔ながらの父親に育てられた世代にとっては、現在のように夫婦が共に家事を分担して子育てにも積極的に関わるようにという風潮の間で揺れ動きながらも、そんな揺れる心をさっぱり洗い流して明日も頑張ろうといったイメージでしょうか。

 

ただ、このCMが伝えたい意図に対して表現が今までの牛乳石鹸のイメージとあまりにも違う雰囲気が何とも言えない違和感を生んで炎上につながっているような気がします。

牛乳石鹸と言えば「牛乳石鹸、よい石鹸」という明るくキャッチーなCMソングが特徴的で私も子供の頃よく耳にしました。


牛乳石鹸と言えばこのイメージ

 

それと比べると今回のCMというのは何となくトーンを落とし、ダークな雰囲気の役が似合う新井浩文さんの演技とあいまってシリアスな感じに仕上がっています。

洗い流そうというのは新井さんの名前とかけている部分もあるでしょうし、そういった重いトーンをあえて出したいというのもあってキャスティングした部分もあるでしょう。

 

そして、一見すると一体誰に向けてPRしたいのかがわかりづらい所もその要因の一つです。

そして何となく意図がわかっても父親の行動が現在の理想の父親像と自分を育ててくれた父親のような頑固な部分を思わせる部分との間でどっちつかずになっているのも要因のように感じます。

 

牛乳石鹸ウェブCM炎上から見るネット社会におけるPRの多様化

そして、今回の牛乳石鹸のウェブCMは同じく牛乳石鹸が出しているポスターの内容ともあいまって炎上に拍車をかけている面があります。

ポスターの方には若手社員を泣かすまで怒ってしまった女性が自責の念でいっぱいということが書かれ、そのことについて新井さんのパターンと同じように洗い流して気分を切り替えようという感じで打ち出されています。

牛乳石鹸 ポスター
牛乳石鹸のポスター

これに対してもなぜパワハラを容認するようなことをあえて広告にするのかといったことで炎上の対象になっています。

新井さんのCMと同じく残業問題で大きく取り上げられた電通が製作しているという点もあり、そんな会社が作るから平気でそんなことができるんだといった意見ですね。

 

確かにこれだけ見ると炎上狙いでおこなったという見方も考えられないことはないですが、ただ今回のCMというのはウェブCMという点にも一つ理由があるような気がしますし、ポスターの方に関して言えば複数あるポスターの中の一つで何だかその一つを見つけて徹底的に叩いている部分があるように見えました。

 

まず、ウェブCMの方から見ていきましょう。

そもそもウェブCMというのはテレビで一般的に流されるものではなく企業のホームページなどを見た人向けに製作されいているものです。

 

なので、今回のように誰かがネットに批判的な意見をアップして広まらない限り多くの人はその存在さえ知られずに配信が終了するということもあるわけですね。

そして、ウェブCMは今回の動画のようにひと通り見ないとよくわからないものが多く、ここが一般的にテレビで流れる短くてわかりやすいCMと異なる点でもあります。

 

いわゆる全ての人に受け入れられるものを目指すのではなく特定の層に向けてのメッセージだったり、テレビCMを打つ前のテスト的な意味も込めて反応を試しているといった面があり

インターネット上だと視聴者がサーバーを通してアクセスしてきているため、滞在時間など色々なことがデータとして分析できその後の戦略が立てやすいという特徴もあります。

 

そうすると、今回のCMが昔ながらの父親の元で育った現在のお父さんに向けてのメッセージというのもあながち嘘ではないようにも思えますし、ウェブCMだからこそできるやり方というような気もしますね。

 

また公式サイトの方を見てみると動画は新井さんのものだけなのですが、他にも色々な方の人生を描いた写真つきのメッセージがありそれらを一緒に見てみると多様な人生や考え方があって新井さんの動画に関しても最初に見た時は違和感を感じるかもしれませんがそうした人生の一つの場面と見ればそこまで批判する内容ではないかなと思います。

ポスターの方も同様でこちらも他に色々な方の写真とともにそれぞれの人生の中でのメッセージがあり、トータルで見ると違和感なく見れますし仕事の中で怒ってしまうこともあるかもしれません。

 

元々今回の炎上のきっかけというのもポスターの一つだけを批判し、そこから新井さんの動画を見つけそれも合わせて批判の対象にあげるというネット社会における連鎖的な要素が絡み合って起こってしまった面があるように思います。

 

ただ、これからそのようにウェブCMも一つのきっかけから簡単に広まりやすくなっている状況を見ると炎上しないために無難な内容にする、あるいはその逆に炎上を見越した上でより過激に反応しやすい内容にする方向に分かれてくるかもしれませんね。

そのあたりがネットで何かを配信していく際に課題になってくるようにも思えました。

ということで、今回は牛乳石鹸のウェブCMを通してその意図やネット社会におけるPRの多様化について考察してみました。

アフィリソニック
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